- 商社業界って何?
- 商社業界のビジネスモデルって?
- 今後商社業界はどうなるの?
「商社業界」とは何かと聞かれても、「どんな仕事かわからない」「具体的な社名が思いつかない」という方が多いと思います。
実は、商社業界は私たちが生活するにあたって、重要な仕事の一つです。
そこで本記事では、、、
- 商社業界の概要
- 商社業界のビジネスモデル
- 商社業界の現状と今後の動向
これらについて21卒の先輩の情報をもとに解説するので、ぜひご覧ください!
目次
商社業界の概要
商社業界は総合商社と専門商社の二つに分かれます。
<商社業界の概要>
- 総合商社
- 専門商社
北海道に本社がある総合商社はないため、道内就職を考えている方にとっては専門商社がメインとなります。
この記事では専門商社にフォーカスを当てています。
総合商社
総合商社は幅広い商材を扱っており、「ミネラルウォーターから衛星通信まで」と例えられることもあります。
豊富な海外ネットワークや資金力などを有しており、大規模な事業を数多く行っています。
主な企業
三菱商事,伊藤忠商事,三井物産,住友商事,丸紅など
専門商社
専門商社が扱う商材は、特定の分野に特化しています。
専門商社は、(1)トレーディングが中心(2)国内市場に依存する割合が高いといった特徴があります。
また、総合商社は幅広い商材を扱っていることから、希望の商材を扱う部署に配属されないといった「配属リスク」がありますが、専門商社では特定の分野に特化しているため、配属リスクが少ないといったことが挙げられます。
主な道内企業
クワザワ,大丸,ほくやく・竹山ホールディングス,ヤマチユナイテッドグループ,北海道総合商事など
商社業界のビジネスモデル
商社のビジネスモデルは以下の2つです。
<商社業界のビジネスモデル>
- トレーディング
- 事業投資
では、これらについて解説します。
トレーディング
トレーディングとは、仲介業者として買い手と売り手を繋げる事業を指します。
「原料や商品、サービスなど多様な商材を扱い仲介手数料を得る」といった商社の代表的なビジネスモデルです。
事業投資
主に総合商社が行っている事業であり、近年は事業投資が収益の柱となっています。
将来的に成長が期待できる事業に対して、専門的な知識・スキルと資金などを投入し、配当などの収益を得るというものです。
商社業界の現状と今後の動向
多角的な経営で安定的に思える商社業界ですが、近年は少子高齢化などのさまざまな外的要因を受けて、各社は対応に追われています。
以下では商社業界の現状と今後の動向について解説します。
- 人口減少に伴う国内市場縮小への対応
- コロナ禍の対応
人口減少に伴う国内市場縮小への対応
現在、人口減少に伴って国内市場が縮小傾向です。
対応策として各社は事業ポートフォリオの組み替えや海外展開を加速させ、活動領域を広げています。
コロナ禍の対応
昨今の新型コロナウイルスの影響を受けて、商社が行うトレードや資源・エネルギー分野の停滞など、業績悪化となっている企業もあります。
今後は、資源・エネルギー分野だけでなく、食品・日用品などに事業ポートフォリオを広げることが重要だと言えるでしょう。
まとめ:商社業界の業界理解を深めよう!
商社業界の基本的な概要やビジネスモデルについて解説しましたが、業界理解は出来ましたでしょうか。
普段何気なく使用しているモノも商社のトレーディングが関わっているかもしれませんね。
<まとめ>
- 商社業界は総合商社と専門商社に大別される
- 主なビジネスモデルはトレーディングと事業投資
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