北海道銀行はほくほくフィナンシャルグループの傘下の地方銀行して、北海道経済にとって大きな影響力を持つ地方銀行です。
また、北海道の人々にとって馴染み深い企業でもあることから、北洋銀行と同様に多くの就活生がエントリーする人気企業です。
そんな北海道の地方銀行として大きな規模間を誇り、就活生にとっても身近な北海道銀行ですが、事業内容は個人向けのリテールだけでなく、法人向けのホールセールなど、さまざまな事業内容があります。
また、北海道の地方銀行の競合行である北洋銀行と比較されることが多いですが、さまざまな違いがあります。
そこで本記事では、北海道銀行の企業研究を完全網羅するために、北海道銀行の事業内容や強み、社風などから働く魅力などを徹底解説します。
これから北海道銀行のインターンシップや本選考などを控えている就活生は、ぜひ本記事を参考に企業研究を進めてください!
目次
北海道銀行の会社概要
ほくほくフィナンシャルグループの一角であり、北海道経済にとって大きな役割を担っている北海道銀行の会社概要は以下のとおりです。
設立:昭和26年3月
本店所在地:札幌市中央区大通西4丁目1番地
店舗数等:店舗数144(本支店136・出張所8)、海外駐在員事務所3ヵ所
従業員数:2,137人
総資産:6兆7,375億円
預金:5兆4,651億円
貸出金:4兆317億円
資本金:935億円
発行済株式総数:普通株式 486,634千株、第一回第二種優先株式 85,945千株
自己資本比率(国内基準):8.88%
(2021年3月末現在 店舗数は2021年6月末現在)
出典:https://www.hokkaidobank.co.jp/company/profile/
北海道銀行の経営理念
北海道銀行の経営理念は以下のとおりです。
地域共栄:社会的使命を実践し、地域社会とお客さまとともに発展します。
公正堅実:公正かつ堅実な経営による健全な企業活動を目指し、信頼に応えます。
進取創造:創造と革新を追求し、活力ある職場から魅力あるサービスを提供します。
出典:https://www.hokkaidobank.co.jp/company/profile/
北海道銀行の経営理念からは、以下のようなことが読み取れるでしょう。
【北海道銀行の経営理念から読み取れること】
- 地域に寄り添ったサービスを提供する
- 金融機関として信用・信頼を大切にする
- 金融・銀行の枠にとらわれないイノベーションに前向き
北海道銀行の中期経営計画
北海道銀行の親会社であるほくほくフィナンシャルグループは、2019年4月から2022年3月までの3年間を計画期間とする、中期経営計画『ALL for the Region』を策定しました。
ほくほくフィナンシャルグループ一丸となって、「Face to Faceのお客さまに寄り添ったサービス」と、「利便性を追求したデジタル金融サービス」の両面で進化し、持続的に地域に貢献する体制構築に取り組むことを目的として、本計画が策定されたそうです。
そして、この中期経営計画を達成するための基本方針としては、以下のとおりです。
【北海道銀行の中期経営計画の基本方針】
- 地域社会発展への貢献
共に課題に向き合い、地域とお客さまの発展に資するソリューション提供に努める。
- 未来への進化・変革
技術革新やニーズの変化を捉えた金融サービスを提供しお客さまの期待に応える。
- グループ総合力の発揮
グループ連携を強化するとともにグループ最適の推進・管理体制を構築する。
参考:https://www.hokuhoku-fg.co.jp/info/strategy/
北海道銀行の事業・業務内容
北海道に根ざした地方銀行として、北海道の経済・社会に広く貢献している北海道銀行ですが、具体的な事業内容や業務(仕事)内容はどのようなものなのでしょうか?
北海道の地方銀行である北海道銀行に就職した場合、基本的には個人・中小企業向けのリテール業務と法人(大企業)向けのホールセール業務に大別されます。
リテール業務は、個人向けの預金・融資・為替業務や、需要が高まっている資産運用コンサルティングなどの個人のお客さまの将来的な資産形成に携わります。
総合職として入行した場合は、ホールセール業務に携わる機会が多いため、以下ではホールセール業務について詳しく解説します。
ホールセール業務では、資金を調達したい企業に対して融資を行い、返済時に利息を得ることによって利益を得ます。融資をすると一口に言っても、その方法はシンジケートローンや不動産ファイナンスなどさまざまです。
また、融資以外にも企業の課題に合わせて、ビジネスマッチングやM&A、海外進出などの提案をするコンサルティングに近い業務も行なっています。
以上から、北海道の地方銀行である北海道銀行では、個人・企業が抱える多様なニーズ・課題に寄り添い、豊富なソリューションの中から課題解決を行っているといえるでしょう。
北海道銀行の社風
北海道銀行を志望する就活生は、どのような社風か気になっている人も多いでしょう。
北海道銀行の社風は以下のとおりです。
【北海道銀行の社風・カルチャー】
- 風通しがいい
- 若い人が活躍しやすい環境が整っている
- エネルギッシュな人が多い
金融・銀行業界は年功序列の色が強いイメージですが、北海道銀行は若手行員の意見にも耳を傾ける社風だそうです。
また、インタビュー記事では今後のキャリアに前向きな方が多く、エネルギッシュな人が多いといえるでしょう。
参考:https://hokkaidobank-saiyo.com/shinsotsu/dialogue.html
北海道銀行の強み・特色
ここまで、北海道銀行の事業・業務内容や社風を解説しましたが、「他の銀行との違いは?」と思う方も多いでしょう。
そこで以下では、北海道銀行の強み・特色をご紹介します。
北海道銀行の強み・特色は以下のとおりです。
【北海道銀行の強み・特色】
- 北海道で第二位の預金・貸出金シェア
- ほくほくフィナンシャルグループの広域な連携
- アグリビジネス支援への積極的な取り組み
北海道銀行は、北海道第二位の顧客基盤を有しているだけでなく、ほくほくフィナンシャルグループでの広域なネットワークがあるなど、多くの強みがあります。
北海道ならではのアグリビジネス支援にも注力しており、北海道の就活生にとっては魅力的な強み・特色なのではないでしょうか。
北海道銀行の弱み・特色
多くの強み・特色がある北海道銀行ですが、弱みや課題もあるでしょう。
北海道銀行の弱み・課題は以下のとおりです。
【北海道銀行の弱み・課題】
- デジタル化への対応
- 金融・銀行業界の枠にとらわれないビジネスモデル
現在、北海道銀行は通帳のデジタル化やキャッシュレス決済の導入など、デジタル化に向けてさまざまな取り組みをしていますが、メガバンクやFintech企業と比べると遅れを取っているといえます。
また、少子高齢化に伴う人口減少やマイナス金利、デジタル化に伴う異業種の参入によって、経済・社会構造が変化している状況下では、既存の枠にとらわれないビジネスモデルの構築が求められるでしょう。
ただ、若手の意見を積極的に取り入れ、革新的な事業展開を目指している北海道銀行であれば、これらの弱み・課題は解消されていくのではないでしょうか。
金融・銀行業界全体が抱える課題について理解を深めたい方は以下の記事をご覧ください。
北海道銀行と北洋銀行の違いは?2行を徹底比較
北海道で就職したい就活生にとって人気なのが「北海道銀行」と「北洋銀行」。どちらも地方銀行業界であるため、違いがわからない就活生も多いでしょう。
北海道銀行と北洋銀行の強みや特徴の違いは以下のとおりです。
【北海道銀行の強み・特徴】
- 北海道で第二位の預金・貸出金シェア
- ほくほくフィナンシャルグループの広域な連携
- アグリビジネス支援への積極的な取り組み
【北洋銀行の強み・特徴】
- 全国の地域銀行で資金量が5番目、貸出金が6番目
- 北海道内の資金量(預金)シェア・貸出金シェアが圧倒的第一位
- メインバンク取引社数が地銀第一位
- 完全子会社の「北海道共創パートナーズ」
- 地銀広域連携の「TSUBASAアライアンス」
北海道銀行の大きな特徴としては、ほくほくフィナンシャルグループの広域な連携でしょう。北海道に留まらないビジネスマッチングの提供や、豊富な情報量があるといえます。
北洋銀行の大きな特徴としては、北海道最大の顧客基盤を有していることでしょう。今後ビジネスを展開する中でも、資金量・メインバンク取引社数の多さはかなりの強みになるといえます。
北洋銀行の強みや弱み、社風などを詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
北海道銀行の評判・先輩行員のクチコミ
北海道銀行で働いている先輩行員の方の評判はどのような感じなのでしょうか。
クチコミサイトを参考に解説します。
【北海道銀行の評判・先輩行員の声】
- 福利厚生がしっかりしている
- 有給休暇取得率が高い
- 頑張って新しいものを取り入れようとしている
- 数多くの会社と関わることができる
参考:https://en-hyouban.com/company/00000116002/
北海道銀行の求める人物像
北海道銀行を志望する就活生なら気になるのが求める人物像。
北海道銀行の求める人物像は以下のとおりです。
【北海道銀行の求める人物像】
- 北海道が好きな人
- 志が高く、向上心のある人
- チャレンジに前向きな人
参考:https://hokkaidobank-saiyo.com/shinsotsu/faq.html#q01
まとめ:就活生は北海道銀行の企業研究を進めよう!
今回は北海道銀行の企業研究として、北海道銀行の事業・業務(仕事)内容や強み・弱み、社風、北洋銀行との比較などを解説しました。
北海道銀行は北海道内の就活生が数多く受けるため、高倍率の人気企業ですが、本記事を参考に企業研究・選考対策を進め、内定を獲得してください。